KEBONYとはソフトウッドをハードウッドにする技術を言います。成長の早い森林から計画的に伐採されたソフトウッドの細胞組成に働きかけ性質を変化させます。木材は茶褐色化、比重が高まり、寸法が安定し、硬化すると同時に耐腐朽性が飛躍的に向上します。国産杉、檜でも試験後同等の性能変化が確認されています。
(写真:KEBONY CLEARインドアフローリング)
一般的な木材の耐久性を上げる「加工技術」の多くは化学物質や重金属を使用しています。KEBONYは素材、生産、使用、廃棄の全ての工程において有毒・有害な物質を使用していません。その証として世界一を受賞したことのあるコペンハーゲンのレストランNOMAでは、直接口に付けるカトラリーにKEBONY材でできた製品を採用しています。
(写真:WAHL&ROSS提供)
KEBONYは、他のハードウッドと同じように屋外で使用すると経年変化により、ダークブラウンからプラチナシルバーグレイへと表情を変化させてゆきます。一方、木材自体の耐久性は高く数多くの試験でも一番高い耐久性能が確認されています。通常使用において特別なメンテナンスは必要ありません。もちろん通常の木材と同様に塗装、接着もできます。
サトウキビやトウモロコシなど農業で捨てる部分から抽出されたフルフリルアルコールを木材に圧力を加えながら浸透させていきます。
そして、100度まで加熱・乾燥させ木材の細胞組成を永久に変化させます。余分な溶液はリサイクルされ再び使用されます。
全ての木材は管理された成長が早く持続生産可能な森林から伐採されたサザンイエローパイン、ラジアータパイン、スコッツパインを使用しています。
北欧エコラベルの審査基準
1980年代から90年代にかけて、カナダのNEW BRUNSWICK大学のDR.MARK H. SCHNEIDERによる発明と研究からスタートしました。
そして、1996年オスローにあるNORWIEGIAN AGRICULTURAL UNIVERSITYに於いて博士が講演をしたことをきっかけに1997年に
ノルウェーの地で博士の発明を事業化するためにKEBONY社が設立されました。2004年パイロットプラントでの生産が開始され、
2008年には生産能力年間2万立米のプラントが完成し、本格的な営業活動が開始されました。2015年時点では世界22か国で販売されており、2017年からはベルギーに第二工場が稼働を開始します。
新品時
経年変化後( 通常の木材と同様にオイル塗装により初期に茶褐色を保つこともできます )
新品時
経年変化後( 通常の木材と同様にオイル塗装により初期に茶褐色を保つこともできます )
CLADDING
ROOFING
CONSTRUCTION LUMBER
DECKING IN THE PARK
DECKING IN THE HOUSE
PIER DECKING AND BOARD WALK
BOAT DECKING
FLOORING
TOOLS & HOUSE WARE
LIGHTING
BAR COUNTER TOP
ACON FOR iPHONE
KEBONY社CEO Christian JebsenがKebomyとその意義について語る。
「毎年スコットランドと同じ面積の熱帯雨林が消滅しています。kebonyを使うことが、熱帯雨林の消失を少なくすることにつながります・・」
米国ミシガン湖畔のヨットハーバーHarbor Shoreでの事例を説明しています。
「ケボニーの表面が熱くなりすぎないので素足で歩くことができます。今までの防腐処理木材は変形したり、メンテナンスに手間がかかりましたが、ケボニーは安定しており、メンテナンスで悩まされることがありません・・・・」
Kebony woodがどのように作られるかをイラストで簡単に説明しています。
カタログや価格表についてはこちらより、お問い合わせください。